「禁断情事」先生と生徒

ある日、ゼミのメンバーとランチをする“あなた”。
そこで杉原と噂になっていることを知る。
心配される声が上がっている中、杉原が通りかかり、
“あなた”にレポートの不備があったから研究室に来て欲しいと伝え……。

「……本気で俺がそんなことで呼んだと思う？」
２人きりの研究室は杉原があえて作った時間だった。
噂されていることに触れ、周囲が言うように傷つくだけの恋愛だと思うかと
尋ねる杉原。

変わらない愛を杉原に向ける“あなた”だったが、授業が減り、
“あなた”との接点がなくなっていくことに寂しさを覚えていた杉原は、
湧き上がる嫉妬心をさらけ出し、放課後の教室で“あなた”を求める――。

卒業も近くなった“あなた”はある日、杉原の家に遊びに行く。
お勉強デートだったが、杉原のお仕置きという言葉に、
妙に緊張して正解を答えられなくなる“あなた”。
杉原はお仕置きと称して、“あなた”の体に触れていき……。

「君とのキスはまるで媚薬だ……」
どうして欲しいか言えたらご褒美をあげると言われた“あなた”。
杉原は素直な“あなた”に愛を囁いて……。

――「式が終わったら、迎えに行くよ……必ず」

卒業式の日。
“あなた”は最愛の人からそう言葉をもらう。
式が終わりゼミのメンバーと校門に向かって歩いていると、杉原の姿が。
“あなた”と杉原の関係を心配していた仲間は納得した様子で、
背中を押す。

「君は今なにを望んでるの？」
その言葉に今すぐ２人きりになりたいと伝えた“あなた”。
同じ想いだった杉原は“あなた”を家に連れ帰り、玄関で性急なキスをして……。