巌窟王 (テレビアニメ)[1-24完結]


巌窟王 (テレビアニメ)
テレビ朝日で、2004年10月5日より2005年3月29日まで放送された。

『巌窟王』(がんくつおう)は、アレクサンドル・デュマ・ペールの小説『モンテ・クリスト伯』を原作とするアニメ作品。テレビ朝日で、2004年10月5日より2005年3月29日まで放送された。それ以外の局では放送されず、長らく関東ローカルであったが、2008年6月17日より2008年12月2日までNHK-BS2で放送された。全24話。
ストーリー

パリの青年貴族・アルベールは退屈な日常に飽き、刺激を求めて、親友のフランツとともに、月面都市・ルナのカーニバルに参加する。そのころ、ルナの社交界では東方宇宙からやって来た謎の紳士、モンテ・クリスト伯爵の話題でもちきりだった。オペラ座でモンテ・クリスト伯爵の姿を見たアルベールはその存在感に圧倒される。やがて、モンテ・クリスト伯爵との交流を深めていったアルベールは、伯爵の妖しい魅力の虜となっていく。

カーニバル最終日、ルナで知り合った美少女・ペッポとの逢瀬を楽しんでいたアルベールであったが、ペッポの正体はルナの山賊ルイジ・ヴァンパの手下であった。アルベールはルイジ・ヴァンパ一味に誘拐され、フランツのもとに莫大な額の身代金を要求する手紙が届けられる。身代金の調達に窮したフランツはモンテ・クリスト伯爵に助けを求め、モンテ・クリスト伯爵の尽力でアルベールは解放される。感激したアルベールはモンテ・クリスト伯爵をパリの社交界に紹介する。

パリに移り住んだモンテ・クリスト伯爵は、己の莫大な富を誇示して、パリの人々の度肝を抜く。さらに、モンテ・クリスト伯爵は息子の友人として、アルベールの父・フェルナンに接近し、さらにダングラール銀行の口座に莫大な額の金を振り込んで、金融界の大物・ダングラールをも懐柔する。

フェルナン、ダングラールに加え、法曹界に力を持つヴィルフォールをモンテ・クリスト伯爵は自分の別荘に招待するが、その別荘はヴィルフォールがかつてダングラール夫人との間にもうけた不義の子を始末した場所であった。ヴィルフォールの秘密を知っているかのごとく振舞うモンテ・クリスト伯爵に不審を抱いたヴィルフォールは、密偵にモンテ・クリスト伯爵の身辺を調査させる。

やがて、フェルナン、ダングラール、ヴィルフォールのもとにエドモン・ダンテスと名乗る人物から葬儀の案内状が届く。指定された教会で3人が見たものは、ヴィルフォールが放った密偵の死体だった。その日から3人の運命は、その家族も巻き込んで次第に狂いだしていく。

登場人物
モンテ・クリスト伯爵(エドモン・ダンテス) Le Comte de Monte-Cristo (Edmond Dantès)
声 – 中田譲治+
自称:東方宇宙の田舎貴族。莫大な富と途方もない権力の持ち主。その博識と優雅な立ち振る舞いにより、一躍パリ社交界の花形となる。かつて無実の罪で投獄されたことがあり、その復讐の手始めにアルベールに接近した。「巌窟王」 (Gankutsuou) の異名を持つ。
アルベール・ド・モルセール子爵 Le Vicomte Albert de Morcerf
声 – 福山潤+
本作の主人公。パリの青年貴族。ルイ・フィリップ暦5039年生まれ。15歳(第十八幕で16歳になった)。フェルナンとメルセデスの息子。ルナで知り合ったモンテ・クリスト伯爵に傾倒し、伯爵に対して敬愛の念以上の感情を抱いている。外見設定は青年だが素直で純真な性格の上、精神的には良くも悪くもまだまだ子供で、直情的かつ周囲の空気を読めない所がある。また、それに起因して父フェルナンの裏の姿に、伯爵の復讐が始まるまで全く気付かなかった。その一方、第十五幕で伯爵の話す「マルセイユの古い友人に起こった悲劇の話」を聞いて涙を流すのを見る限り、精神的にはフェルナンよりもメルセデスの方に近い模様である。
アルベールに「友情以上の感情」を抱いているペッポと同じく、女装するシーンが劇中にある。
フランツ・デピネー男爵 Le Baron Franz d’Epinay
声 – 平川大輔+
アルベールの親友で幼馴染。アルベールのことを示唆しながら、たとえ結婚出来なくともそれ以外に想う相手を幸せにする方法はある、と語るなど「友情以上の感情」を抱いており、なにかとアルベールの心配をし、命を賭けてアルベールを守ろうとする。
ユージェニー Eugénie de Danglars
声 – 中村千絵
ダングラールの娘。アルベールの幼なじみで婚約者。ピアニストを志望している。アルベールとは相思相愛だったが、金に目の眩んだダングラールによって婚約を破談され、アンドレアとの政略結婚を強要される。
その容姿は原作でのユージェニーの恋人であるルイーズ・ダルミイーに近い。
ペッポ Peppo
声 – 中原麻衣
アルベールがルナで知り合った女装の美少年。盗賊団『ルイジ・ヴァンパ』の一味だったが、アルベールがパリに戻るとアルベールの後を追ってパリに現われ、モルセール伯爵家のメイドとなる。フランツ同様、アルベールに「友情以上の感情」を抱いている節がある。伯爵がアルベールに「ペッポは男性である」と伝えるシーンがある。
原作でも女装して男をたぶらかす15歳の少年で、名前はベッポ (Beppo)。
ヴァランティーヌ Valentine de Villefort
声 – 三浦純子
ヴィルフォールの娘。フランツと婚約しているが、肝心のフランツには、あまり関心を持たれていない。物静かで心優しい少女で、マクシミリアンの求愛を受けて心を動かし始めた矢先に、エロイーズが盛った毒薬で意識不明となる。
マクシミリアン・モレル Maximilien Morrel
声 – 稲田徹
宇宙騎兵大尉。ヴァランティーヌに一目惚れし、ヴァランティーヌに愛情を示さない婚約者フランツに怒りを向ける。ヴァランティーヌが意識を失った後は、フランツの協力も得て、ヴァランティーヌと共に実家に避難する。マルセイユの貿易商の息子で、父親はかつてエドモン・ダンテスと親しかった。
ボーシャン Beauchamp
声 – 白鳥哲
ゴシップ専門の新聞記者。平民出身で、反権力志向が強い。モンテ・クリスト伯爵に興味を持ち、伯爵の現われる所に度々出没する。
リュシアン・ドプレー Lucien Debray
声 – 土門仁
内務省一等書記官。アルベールやフランツの友人。一見、軽薄に見えるが、根は友達思いの優しい男。
ラウル・ド・シャトー=ルノー(ルノー) Raoul de Château-Renaud
声 – MIKI
名門貴族の御曹司。アルベールらの友人。クラシック・カーに目がない。アルベールらにマクシミリアンを紹介する。
モルセール将軍/フェルナン・モンデゴ Le Général Fernand de Morcerf/Fernand Mondego
声 – 小杉十郎太+
アルベールの父親。ルイ・フィリップ暦5008年生まれ。宇宙軍の将軍。元々はマルセイユの貧民だったが、現在はモルセール伯爵と名乗っている。だが、出世の影には自身が犯した数々の犯罪があり、しかもそれを家族や世間に気付かせない狡猾さを持っていた。大統領選への出馬を目論むが、上流社会の中で彼に関するスキャンダルが素っ破抜かれたことで、苦境に立たされ、その類はアルベールにも及んでしまう。そして物語の終盤、失った過去の栄光を取り戻そうと驚くべき暴挙に出る。
メルセデス Mercédès de Morcerf
声 – 井上喜久子+
アルベールの母親。かつてエドモン・ダンテスの婚約者だったが、フェルナンからダンテスが死んだと騙されて、その嘘に気付かないまま結婚した。才色兼備で、社交界の華であるがそれ以上に優しい心の持ち主で、家族を深く愛している。
ダングラール男爵 Le Baron Danglars
声 – 辻親八
パリでも有数の金持ちであるダングラール銀行の頭取。ユージェニーの父親。金の亡者で、「金のためなら家族をも売る」と言われている。アンドレアの財産に目がくらみ、フェルナンのスキャンダルを耳にしたのを期に、ユージェニーとアルベールの婚約を破談にし、アンドレアと結婚させようと画策する。
ビクトリア Victoria de Danglars
声 – 松井菜桜子
ダングラールの妻で、ユージェニーの母親。ダングラールが金の事しか考えず、自分に無関心であることからドプレーと不倫関係にある。モンテ・クリスト伯爵にも秋波を送っていたが、伯爵の別荘で過去の過ちを思い出し、その後は塞ぎ込んで酒浸りになる。実は、アンドレアの母親。
原作ではエルミーヌ (Hermine)。
ヴィルフォール首席判事 Gerard de Villefort Procureur-général
声 – 秋元羊介
パリ高等法院首席判事。ヴァランティーヌの父親。職場においても家庭においても冷酷で、出世欲と権力欲の虜。モンテ・クリスト伯爵に不審を抱き、伯爵を罠にはめようと画策するが、保安総局の知る所となり、職権濫用により職務停止を命じられる。精神的に追い詰められ、自らモンテ・クリスト伯爵の殺害を企てるが失敗する。
ノワルティエ老 Noirtier de Villefort
声 – 永田博丈
ヴィルフォール首席判事の父親。かつては内務省のトップだったが、現在は全身不随で車椅子に乗っており、話すこともできない。問いかけに目線で答え、それを理解できるヴァランティーヌと老僕のバロワ以外の者とは意思の疎通ができないでいる。しかし家中で孤独なヴァランティーヌの献身的な愛情に報いようとしている。
エロイーズ Héloïse de Villefort
声 – 渡辺久美子
ヴィルフォールの後妻。前妻の子で莫大な財産の相続者のヴァランティーヌを疎ましく思っている。モンテ・クリスト伯爵にそそのかされて、ヴァランティーヌを毒殺しようとするが失敗し、ヴィルフォールによって精神病院に送られるも、即座にエドワールともどもモンテ・クリスト伯爵の屋敷に引き取られる。その後精神を病んだようで、何も話さずたたずむシーンが多く見かけられる。
エドワール Edouard de Villefort
声 – 鬼頭典子
エロイーズの息子。ヴァランティーヌの異母弟。前妻やノワルティエの財産を相続出来ないことから、母親が甘やかして育てている。我侭で自己中心的な性格。
アンドレア・カヴァルカンティ(侯爵) Andrea Cavalcanti
声 – 関智一+
名門貴族・カヴァルカンティ家の当主を名乗る青年。正体は元囚人のベネデット。ダングラールに接近し、アルベールに代わってユージェニーの婚約者となるが、実は彼女とは異父兄妹だった。表面的には紳士然とした立ち居振る舞いを見せるが、本性はかなり粗暴で、エデやアルベールに対して怒鳴ったりする。
エデ Haydée
声 – 矢島晶子+
モンテ・クリスト伯爵に仕える美少女。元は、ジャニナ星の王女だったが、フェルナンの謀略によって祖国を滅ぼされ、自らも奴隷身分に落とされる。モンテ・クリスト伯爵に救出された後、復讐の念に燃える伯爵から憎しみの心を取り除こうとするが、自分自身もまたフェルナンに対する憎しみを取り除くことが出来ず、苦悩する。
ベルッチオ Giovanni Bertuccio
声 – 石井康嗣
モンテ・クリスト伯爵家の家令。褐色の肌とサングラスが特徴的。伯爵の復讐計画を着々とこなしていく。時折、伯爵を「巌窟王」と呼ぶ。
原作では埋められたベネデットを保護した張本人でもある。
バティスタン Baptistin
声 – 飛田展男+
モンテ・クリスト伯爵家の家令。リーゼントの頭が特徴の青年。軽口が多くお調子者。特技はナイフ。アルベールの存在に伯爵を精神的に救う鍵を見出す。
アリ Ali
伯爵の奴隷、緑色の顔の異星人である。聴唖者であるが不思議な能力を持っている。
G侯爵夫人 Le Marquise G
声 – 夏樹リオ
フランツの社交界での知り合い。ルナでフランツやアルベールを案内する。
カドルッス Caderousse
声 – 飛田展男+
かつてのフェルナンとエドモン・ダンテスの関係を知る酔っ払い。弱気な中年男だが、栄達した昔の同僚達(フェルナン、ダングラール)を羨んでいる。
本作の登場人物の多くが容姿端麗である中、彼だけは「信念も財産も何も無い、小さな人間」であることを強調したデザインが成されている(ただし若い頃は、そこそこの容姿だった)。
語り手/巌窟王
声 – 鳥居賞也(現 – 鳥井林太朗)
毎回、前回のあらすじをフランス語で語る。伯爵のことを「友人」と呼ぶ。終盤で伯爵との関係が明らかになる。
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巌窟王 (テレビアニメ) – Wikipedia http://bit.ly/fbC0cx


更新日:2012/10/12 · 08:26


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コメント

  1. Sky说道:

    After watching this anime, I could only say, I was astonished, filled with the emotional impact of overwhelming shock. I read the Englishe translation of The Count of Monte Cristo, I was also amazed. Though it looks like it is primarily concerned with themes of hope, justice, vengeance, mercy, forgiveness and death, and is told in the style of an adventure story, I think the historical setting is a fundamental element of the book that makes this novel so complex. The anime though doesn’t have such a historical background, it is more down to the earth that touches people’s heart. I was not used to the anime’s graphics style, however, the story is still magnificent – the story seems darker and the characters seem more depraved than the original novel. Besides all these, ok, I almost shed my tears when Le Baron Franz d’Epinay played by 平川 died. 中田’s voice, what can I say, as good as uaual, rich baritone.